後藤研究室~幅広い領域の知識を兼ね備え、個性が強い人材の育成を目指す~
システムLSI分野 博士後期課程2年王 明暉
入学式が終わったばかり、フランス出身のAxel君は初めて後藤研の学生室に入ってきて、「あら〜ここは中国の研究室じゃないか。」と言って驚きました。彼は唯一の中国人でない学生です。研究室は現在、32名のメンバーですが、中国人が31名で、ほとんどが清華大学、上海交通大学、南京大学という中国のトップ大学からの出身です。研究室の共通語は英語で、先生はいつも”豊富なコミュニケーション”能力を備えた人材を求めています。毎週の研究の進捗会議では日本語と英語の両方を使うため、全員が日本語の能力もどんどん上手になってきています。Axel君は私と英語で日本の漫画を議論したことがあります。英語で通じない時に日本語で説明すると、面白しろいことを理解し合え、絶妙な雰囲気を感じたことがありました。
平常時は笑い声が絶えませんが、研究のことについて、先生は厳しく指導されます。毎週の研究ゼミの発表者に対して、先生が一番よく聞かれるご質問は「目標」、「オリジナリティ」と「実際の応用」という3つの質問を必ずされます。「研究の目標をはっきりさせ、オリジナリティを明確にして、具体的に使える応用があること」、先生はこの3点を繰り返し強調され、私たちの心に深く刻んで忘れられないものです。研究室はマルチメデイア技術の4つの分野を研究していますが、聴講する学生には専門を問わず、必ず1つ以上の質問をすることを要求されています。このようにすれば、専門以外の幅広い領域の知識を兼ね備える人になると言われます。
3年前に私が初めて研究室に入った時、他の研究室に比べて2点の違いを気付きました。「在室状況表がない」、「24時間にいつも在室の学生がいる」ということです。学生に最大の自由を与えて、自由な発想をさせようとしています。昔の大教育家の孔子の「因材施教」という教育方針に従って、学生の能力・個性・志向に適した教育を施していると思います。研究テーマを選ぶ時も、先生は1人ずつと面談して個人の希望に従い、最適なテーマを選択することを指導してくれます。毎週開催される研究進捗の報告、研究ゼミでのプレゼンテーション、学会での発表論文、研究室の出席状況を先生は学生1人1人について詳しく正確に把握されています。学生の数は多いのですが、各個人に極めて細かいところまで指導を受けることができます。研究室に興味がありましたら、是非一度見学に来てください。心より楽しみにお待ちしております。
シンガポールで開催されたICME国際会議で論文発表(2010年7月)
研究室で熊本へゼミ旅行(2010年9月)
研究室の打ち上げ(2010年8月)