木村研究室 〜 東アジアのLSI拠点を目指して 〜
システムLSI分野 博士後期課程修了 土井伸洋
本研究科システムLSI(大規模集積回路)分野は、いまや電子産業に欠かせないLSIについて、企業経験の豊富な教授陣の下で実践的な教育と研究を行うと同時に、国や北九州市とともに数々のLSI関連プロジェクトを推進している研究科である。数千万個の電子部品から成るLSIをいかに”すばやく”そして”正確”に、できれば”自動で”設計するにはどうしたらよいか? 木村晋二研究室では、実際のLSI設計を行いながらこれらの研究テーマに取り組んでいる。
そんなわれわれ学生を温かく見守ってくださるのが、活力溢れる木村晋二先生である。普段から国内外を忙しく飛び回っているにもかかわらず、研究に関することはもちろん、それ以外の相談にも実に丁寧に対応してくださる。また、常に最新の研究成果や関連情報に目を光らせ、ゼミや講義の際に解説してくださる。そのためか、いつの間にか研究室に新たな電子機器が増えていることもしばしばある?。
もう一つ研究室を特徴付けているものが留学生の多さである。木村晋二研究室では所属している学生9人のうち7人が留学生であり、国籍も中国、韓国、とさまざまである。週に2度行われる研究会では、LSI設計技術の基礎や最新の研究事例にとどまらず、時には最新ゲーム機のプロセッサをテーマにすることもある。だが、ひとたび議論が白熱しだすと、室内には日本語、英語に加えて熱を帯びた中国語や韓国語が飛び交う。さらには、昼食時に日本と東アジア各国の問題について真剣に議論したり、各国の食文化や娯楽について語り合うこともある(そのおかげもあり、筆者は皮から餃子を作ることができるようになった)。その光景はまさに東アジアの縮図といえよう。
そんな木村晋二研究室に少しでも興味をもっていただけたならば、酒も魚も美味しい北九州にそびえる本研究科のキャンパスをぜひ訪れてみてほしい。
ゼミ室にて。前列右端が木村先生、後列左から2人目が筆者。